沖縄2泊3日、子連れ家族旅行の記録(前編)

子連れ沖縄旅行2泊3日、前編。アメリカンビレッジでのハプニングと美ら海水族館での子どもたちの反応。パパ目線でリアルな旅行記をまとめました。

アメリカンビレッジと美ら海水族館


🎯 クエスト名:子連れで沖縄旅行

達成条件:子供たちを満足させて無事に我が家に帰ること


序章:作戦会議

それは1月のことだった。

発端は妻の一言だった。

「沖縄行きたい!(計画は私、お金はあなた)」

こうして今回の遠征が決定した。予算管理は私の担当だ。行き先は沖縄、異論を挟む余地はない。ただし交渉の末、現地での出費はすべて妻もちとなった。交通費と宿泊費は私持ちだが、我ながらよく頑張った。

宿はYouTubeの旅行系チャンネルで紹介されていた本部町の「オリオン モトブリゾート&スパ」に決めた。目の前がビーチで、室内・屋外プール完備。美ら海水族館から400メートルの好立地だ。今回の旅の目標は3つ。子供たちに海水浴をさせること、美ら海水族館でジンベエザメを見ること、アメリカンビレッジで買い物をすること。この宿を選んだ時点で、すでに2つは攻略できたも同然だった。

(沖縄の旅行情報は沖縄観光情報WEBサイト「おきなわ物語」でも詳しく調べられる。)

5月下旬。梅雨入り直前の沖縄を狙って、家族4人で2泊3日の遠征を決行した。那覇空港からの移動手段はレンタカー一択。チャイルドシート2台積みで、子供たちのペースに合わせて自由に動ける体制を整えた。

1日目:アメリカンビレッジ、消耗戦の記録

那覇空港からレンタカーで向かったのは、北谷町のアメリカンビレッジだ。

到着してまず直面したのは、沖縄の洗礼——暑さだった。5月とはいえ容赦がない。熱中症対策で帽子を買うべく、近くの雑貨屋に飛び込んだ。

ここで最初の障壁が発生した。私の頭が大きい。そして絶望的に被り物が似合わない。いくつか試しても、どれもしっくりこない。帽子選びが難航しているうちに、子供たちがぐずりだした。

「おもちゃ買って」

こうなったら早い。長男が目をつけたおもちゃの車を買うことになった。出費3000円。沖縄に来て最初の出費がおもちゃというのは想定外だったが、平和を買ったと思えば安いのかもしれない。

さらにそこへ妻の仕事の連絡が入った。対応に追われる妻、ぐずる子供たち、帽子を持ったまま立ち尽くす私。バッタバタの買い物で何があったかあまり覚えていない。結局その店で買ったのは子供たちのおもちゃだけだった。

続いて土産物屋へ。先に買っておけば後が楽になるという判断だ。私は泡盛を家族へのお土産に、妻はお菓子を選んでいった。一件落着——と思いきや、子供たちがガチャガチャの前で座り込んだ。沖縄の暑さに、この「座り込み作戦」は効果てきめんだった(1敗)。

遅めのランチ兼早めのディナーは、近くのカフェ「FUKUGIYA CAFE&RESTAURANT」へ。口コミで評判のローストビーフを注文した。これが絶品だった。疲弊した体に染み渡る旨さで、消耗戦の疲れが少し和らいだ。

子供たちはエッグベーコントースト系のメニューを選んだが、まさかの一口も食べず!テイクアウトをお願いすると、スタッフさんが専用の箱を用意して丁寧に対応してくれた。料理も接客も丁寧で、また沖縄に来ることがあれば必ず立ち寄りたいと思う一軒だ。

その後ホテルへ移動。フロントからすでにおしゃれで、部屋に通されるとオーシャンビューの広々とした空間が広がっていた。

子連れに配慮した設備が細かいところまで行き届いていた。ベッドは床から5センチほどの高さのセミダブルが2台並んでいて、4人で寝ても広々。子供が寝返りを打って落ちても問題ない高さだ。室内には魚やウミガメ、カニやタコのイラストがちりばめられていて、天井には蓄光テープで鉄道と星空が描かれている。電気を消した瞬間、子供たちが「わあ」と声を上げた。洗面所には子供用の低いシンクがあり、バスルームは子供2人を余裕でさばける広さだった。

1日目にして、ホテル選びは正解だったと確信した。

2日目前半:美ら海水族館、なまこに全力で触ろうとする次男

ホテルから美ら海水族館まで、車で1分だ。

前日の夜、部屋の天井の星空に興奮した子供たちがなかなか寝なかった。その割に朝早くに起こしたので、寝不足のまま水族館に入った。平日だったが、修学旅行の団体客と重なり館内はそれなりに混雑していた。

入り口付近の磯の生き物コーナーで、次男が急に加速した。ナマコだ。水槽の縁に両手をかけ、身を乗り出して触ろうとしている。妻は小さく悲鳴を上げていたが、次男には何かが刺さったらしい。

巨大水槽「黒潮の海」の前につくと、子どもたちが歓声をあげた。ジンベエザメの「ジンタ」が目の前を悠々と泳いでいた。全長は9メートル弱、体重は約6トンと規格外の大きさだった。しばらく見入っていた二人だったが、次男がふいに「パパが泳いでるねー」と大声で叫びだした。パパじゃないよと伝えても「え、あれはパパだよ。大きい!」と言ってきかない。大きい=パパという認識がどこかであるのだろうが、あまりにも大きな声だったので周囲にいた修学旅行生から少し笑いが起きた。恥ずかしいので早く移動したかったが、子どもたちがガラスに張り付いていたので、何も気にしていない大人の余裕があるふりをして耐えた。

(美ら海水族館の展示情報や料金については美ら海水族館公式サイトで確認できる。)

午前中で撤退する予定だったので、展示はテンポよく回った。ジンベエザメでほとんどの体力を使い果たしたのか、徐々に魚たちへの興味が薄れていくと同時に機嫌が悪くなっていくのが分かった。でもイルカショーだけは妻の希望がありはずせなかった。イルカショーは美ら海水族館だからといって特別な感じはなく、ほかのイルカショーと同様といった感じであったが、妻と子供たちは存分に楽しんでいた。

イルカショーから駐車場までの帰り道、子どもたちがこの日一番の盛り上がりを見せた。それは暑さ対策で行われていた霧状の水まきだった。水がまかれるたびに突進して飛び跳ねてを繰り返していた。子供にとっての楽しい体験は、お金を払えば必ず得られるものではないと改めて感じた瞬間だった。

車に戻り、子どもたちのお昼寝のためにホテルに戻ろうとすると、発車して5秒で子供たちが寝息を立て始めた。ホテルには1分で着くのでそのまま部屋でお昼寝をさせることに。ベッドで横になって子供たちの背中をさすっていたら、気づいたら私も2時間ほど寝てしまっていた。大人も結構疲れていたようだ。

そして、この旅のメインイベント——子供たちと初めての海水浴が、このあと待っている。

>> 後編へ続く


子連れ沖縄旅行2泊3日(前編)攻略まとめ

子連れ旅行はホテル選びが9割。アメリカンビレッジは広すぎて子連れには消耗戦、美ら海水族館はなまこコーナーが最大の見どころだった。後編へ続く。


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