0〜1歳児の育児で「これがなかったら詰んでいた」と思った神アイテム5選
もう何年も前の話になるが、今でも「あれがなかったら本当にきつかった」と思うアイテムがいくつかある。
長男が生まれたばかりの頃、右も左もわからないまま育児グッズを買いそろえた。ネットのレビューを読み漁り、店頭で悩み、失敗した買い物もたくさんした。その中で、今振り返っても「これは本当に買ってよかった」と言えるものだけを5つ選んだ。
新生児期から2歳前後まで長く使えるものばかりだ。これから0〜1歳の育児を迎える人の参考になればと思う。
70℃保温のお湯のポット
夜中のミルク作りほど、体力を削られるものはない。
赤ちゃんが泣いて起きる。ミルクを作らなければいけない。だが普通にお湯を沸かすと数分かかる。その数分、赤ちゃんは泣き続ける。眠い頭で「早く早く」と焦りながらお湯が沸くのを待つ時間が、地味に一番つらかった。
これを解決してくれたのが、常時お湯を保温できるポットだ。私が使っていたのは70℃設定で保温できるタイプ。ミルク調乳に必要な温度をあらかじめ想定して作られている製品で、ボタン一つでその温度のお湯がすぐに出てくる。
沸かす手間そのものがなくなる。これだけで夜中のミルク作りの負担がまったく違った。
ただし正直に書いておくと、70℃のお湯をそのまま使うと熱すぎる。実際は水を足してぬるくしていた。
これは推奨されている作り方ではない。粉ミルクは規定の温度でお湯に溶かすことで殺菌する仕組みになっていて、水を足して温度を下げるとその意味合いが薄れる、というのが一般的な考え方だ。
それでもこのやり方を選んだ理由は2つある。一つは、規定通りの温度にこだわっていたら夜中の授乳のストレスが大きすぎたこと。もう一つは、生後半年ほどまでは母親からもらった免疫が子どもをある程度守ってくれるからだ。
一人目の育児だとどうしても神経質になりがちだが、我が家ではこのやり方で子どもに悪影響が出たことは一度もなかった。もちろん、あくまで自己責任の範囲を出ない話ではある。
それでも、これから赤ちゃんを育てる人にアドバイスをするとすれば、あまり神経質になりすぎず、親が楽な方法を選んでいいと思う。祖父母の世代は母乳ではなく牛乳を飲んで育ったと聞く。当時の衛生環境が今より良かったとは思えないが、それでも元気に育って、私たちの代まで命をつないできてくれた。つまりはそういうことだと思う。
私が使っていたのはこちらだ。
A型ベビーカー
ベビーカーにはA型とB型があり、単純に言えば大きさが違う。
A型は大きく、新生児期から使える。背もたれを倒せばフルフラットになるので、首が座っていない赤ちゃんでも安全に乗せられる。B型は小さく小回りが利くので、首が座った生後半年以降から使う人が多い。
私は両方使ったが、子どもが小さいうちは圧倒的にA型がいいと感じた。
理由は荷物が多いときの安定感だ。子どもが小さい時期は、買い物に行くだけでも荷物が増える。両手はベビーカーでふさがっているので、荷物はベビーカーにフックなどで引っかけることになる。B型だとここで踏ん張りが利かず、重さによっては持ち手が曲がってしまい、結局手に荷物を持ちながらベビーカーも押す羽目になった。A型は躯体がしっかりしているので、荷物を積んでも壊れたりひっくり返ったりしない。もともとの収納スペースもそこそこある。
「A型不要論」を見かけることもあるが、両方使った実感としてはA型を強く勧めたい。特にこれから子どもが生まれる家庭ならなおさらだ。抱っこ紐でいいという意見もあるだろうが、毎日外に連れ歩いていると「どこかに子どもを置きたい」と思う瞬間が必ず出てくる。そんなとき、安定感のあるA型は本当に心強い。
値段は張るが、5万円ほどのしっかりしたものを買うことをおすすめする。私はCombiのベビーカーを使っていた。タイヤが2つずつ付いているので安定感は抜群なのに、非常に軽い。畳むのは片手で1秒。日本製の完成度の高さに驚かされた。限定色を含めいろいろな種類があるので、周りとかぶりたくない人のニーズも満たせる一台だと思う。
私が使っていたのはこちらだ。
リュックタイプのベビーバッグ
ベビーバッグにはトートタイプやショルダータイプなどいろいろあるが、結局背負えるリュックタイプが一番良かった。
最近はおしゃれなデザインが増えていて、ぱっと見ではベビーバッグだと気づかないものまである。ベビーバッグは見た目より機能性が命なので、普通のバッグではなく専用のベビーバッグを選ぶことを強くおすすめする。
汚れものはこのポケット、水筒はここ、おしりふきはすぐ出せるここ——自分なりのルールに合わせて荷物を配置できるのが、ベビーバッグ最大の利点だ。
もう一つ良かったのが、ベビーカーの持ち手に引っかけられるようマジックテープが最初から付いていた点だ。いくらリュックとはいえ、荷物を詰めてずっと背負っていると肩や腰に負担がかかる。荷物も多いので、ただのフックでは重さに耐えられず落ちてしまう。マジックテープで持ち手に固定できると、多少揺れたくらいでは落ちないので安心感が違った。
実際に使っていたものはこちらだ。
ミルクケース
粉ミルクを小分けにして持ち運べる、タワー状のケースもおすすめしたい。
外出中にミルクを作らなければいけない場面は必ず出てくる。小分けにされた使い切りタイプの粉ミルクも市販されているが、割高だ。大容量の缶で売っている粉ミルクを、外出前にミルクケースへ小分けにしておけば、コストを抑えつつ外出先でもお湯を注ぐだけでミルクが作れる。
出来上がった状態で売られている缶ミルクという選択肢もあるが、小分けの粉ミルクよりさらに高価なので、お財布に余裕がある人向けだと思う。缶ミルクは温めることもできないので、結局その場で作ってあげるのが一番だった。
私が使っていたのに近いのはこちらだ。
授乳クッション
授乳クッションと聞くと母乳育児の人向けだと思われがちだが、そんなことはない。
ミルクをあげるときにも普通に使うし、この時期の赤ちゃんは抱っこしていないと寝てくれないことが頻発する。抱っこし続けなければいけない場面で、このクッションが非常に頼りになった。
おすすめはボタン付きのタイプだ。ここの作りが甘いと赤ちゃんの重みでクッションがほどけてしまい、落下につながる危険がある。ボタンがしっかり留まるものであれば、手を使わなくても赤ちゃんをクッションの上に乗せておける。
慣れてくると、腕を使わずクッションの上に赤ちゃんを乗せるだけで寝てくれるようになる。赤ちゃんは膝の上にいる状態を保ちながら両手をフリーにできるのは非常によく、体への負担がかなり軽くなった。
私が使っていたのに近いのはこちらだ。
まとめ:0〜1歳期に本当に助かったアイテム
- ✅ 70℃保温のお湯のポット(夜中のミルク作りの手間がなくなる)
- ✅ A型ベビーカー(荷物が多い時期の安定感が圧倒的。5万円クラスのしっかりしたものを)
- ✅ リュックタイプのベビーバッグ(機能性重視。ベビーカーへの固定機能があると尚良い)
- ✅ ミルクケース(粉ミルクを小分けにして外出先のコストを抑える)
- ✅ 授乳クッション(ミルクでも使う。ボタンがしっかり留まるものを選ぶ)
どれも派手な便利グッズではない。だが、毎日何度も繰り返す動作の負担を減らしてくれるものばかりだった。0〜1歳期は体力も睡眠も削られる時期だからこそ、こうした地味な装備が効いてくると思う。
